【クアラルンプール30日=岡部匡志】
29日夜、日朝両国の拉致問題担当者が日本大使館で行った専門家協議では、双方が激しく応酬する場面があった。
午後7時半(現地時間)から2時間の協議に出席した外務省幹部によると、
日本側が「北朝鮮に残っている5人の家族を交渉カードと思ったら大間違いだぞ」と迫り、
さらに、死亡とされた8人の調査内容に対する疑問点を挙げて「死亡確認書の中身が間違っているなんてとんでもない。
あなたの国では人の命をどう考えているのか」などと追及した。
これに対し、北朝鮮側の担当者は「捜査官みたいなことを言う」と怒りの表情を浮かべたという。
http://www.yomiuri.co.jp/00/20021030i106.htm