【不正】「仮面ライダー龍騎」人形くじ引き1、2等入れず販売 主婦が全て買い取り判明

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343闘え!景子〜その2
「イヤだな、ちゃんと入ってマスって(w あたんないからってソンなコト
 言わないでクダサイよ・・・・ったく」言葉に反して若者の顔からぬけない
 ニヤニヤ笑いが、遂に景子の怒りに火をつけた!
「・・・・・・・あと何枚あるの?」
「さあ? 2、30枚ってトコすか? ・・・全部買います?(w」
「ええ。 ・・・・全部頂戴。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」顔色をなくす若者。
「全部買うって言ってるのよ!!」子供の夢を食い物にする相手を、
もはや景子は許すわけにはいかなかった。  札を若者におしつけると
ひったくるようにクジの箱をもぎとった。中のクジをひらいていく度に
若者の顔から笑みは消えていった。
「・・・・・ないじゃないのよ、1等。」 最後の一枚を開いたあと、景子は
しずかに若者に告げた。
「え・・・・・・ですから、あの・・・・」若者に先ほどまでの余裕は微塵もない。
「・・・・・・責任者を呼んでらっしゃい。」
その時、 息子達はもう龍騎の人形などを見てはいなかった。
いままで自分達のすぐそばにいたスーパーヒロイン、
自分達の母親の方をまぶしげに見つめていたのだ。
「Alive A Life」・・・・・この世界では戦わなければやられるだけ。
景子の胸には「仮面ライダー龍騎」の主題歌が流れていた・・・・