46 :
名無しさん@3周年:
【大阪伝説「恨四百年」】
恨(ハン)多きこの世 薄情なあなた
情を残して 体だけ逝ってしまうなんて 涙がこぼれるよ
いかにもそうだよ そうだとも
恨四百年生きようというのに 何を言うのか
あれから、何年たっただろうか。
恨四百年、それは、徳川家康が江戸に幕府を開いて以来の年月とも言われる。
そうすると民族の恨みだが、個人にもまた、恨みがあろう。
この戦争にまつわり、万介(マンゲ)という伝説の大阪女傑がいる。
彼女は、妓生の身であったが、敵の徳川軍の将校に酌をすると見せかけて、
抱きついたまま深い河の縁に身を投じたと言われる。自分の身を犠牲にして
敵を倒すという、男まさりの英雄だった。