【社会】・・一枚・・・二枚・・・・ 「お菊の皿」を公開

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1またーり系@kannaφ ★
Kyoto Shimbun 2002.08.09 News
 怪談「番町皿屋敷」のモデルになったとされる「お菊の皿」を、滋賀県彦根市後
三条町の真言宗長久寺が一般公開している。

 長久寺によると、お菊は江戸時代初期の彦根藩士孕石政之進の侍女で、
相思相愛の仲だった政之進の気持ちを試そうと、孕石家の家宝だった十枚組の
皿の一枚を割った。政之進は憤慨し、残りの九枚を割ったうえ、お菊を切り捨てた
という。

 のちに、お菊の母が九枚分の皿の破片を長久寺に寄進し、同寺は破片をつなぎ
合わせ保管してきた。皿は直径約二十センチの白磁で、現在六枚ある。同寺の
松山貞邦住職は「お菊伝説は各地にあるが、皿の実物が残っているのは長久寺
だけのようです」と話している。

 皿は普段、非公開だが、年一回の「千日参り大法会」に合わせて、毎年八月九、
十の両日に限って一般公開している。十日午後五時まで飾り、無料で見ることが
できる。
写真=公開された6枚の「お菊の皿」(彦根市・長久寺)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002aug/09/108.jpg

http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002aug/09/W20020809MWD2S200000108.html