農水省は十八日、第六回臭化メチル削減対策会議を都内で開き、
臭化メチルの不可欠用途の申請についての調査を始めることを明らかにした。
オゾン層破壊を防ぐために、先進国は二〇〇五年までに、
臭化メチルの生産を中止することを決めたが、全廃後も、代替技術がないなどの理由で、
モントリオール議定書締約国会合の委員会で承認されれば、使用が許される。
そのため同省は、生産の中止時期に向け、国内での不可欠用途申請手続きを円滑に進めるため、
希望数量や用途の実態把握を目指す。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/topnews/topnews01020719.html 臭化メチルとは…
無色、無臭の圧縮液化ガスで空気より重く、加熱、燃焼すると
分解して臭化水素や臭素などの有毒で腐食性の物質を生じる。
農業用の土壌消毒剤や、輸入作物の薫蒸剤として広く使用されているが、
強力なオゾン層破壊物質であり、直接吸入すると人体に有毒で、
魚類や哺乳類など環境にも有害である。
環境保護優先か、生産優先か?