Kyoto Shimbun 2002.07.18 News
「親子で基本的な生活習慣を振り返ろう」と、京都府亀岡市の畑野小
(同市畑野町)は一学期末の通知票に、「お家の人からの成績表」を導入する。
歯みがきや洗顔、家の手伝いなど七項目で、親がわが子の生活習慣を評価する
ユニークな取り組み。一学期の終了する十九日に、通知票とともに児童に手渡される。
畑野小は昨年度、全校児童三百二十六人を対象に約二十項目にわたる
アンケートを実施した。
この結果、「学校生活でイライラすることがある」と答えた児童(24%)のうち、
午後十時以降に寝ている児童は58%にのぼるのに対し、「ない」と答えた児童
(33%)では19%。同小では、学校生活の充実に生活習慣が大きくかかわっていると
分析した。
このため、同小教諭でつくる学力向上委員会が保護者からの成績表を発案。
「朝、自分で起きることができましたか」「歯みがき、洗顔ができましたか」
「お家のお手伝いができましたか」「集団登校できましたか」など七項目にわたり、
家庭での生活習慣を振り返っている。
成績表は今後、各学期の終了前に配られる。保護者が「できました」または
「がんばりましょう」のどちらかを判断し、記入する。十九日に通知票とともに
児童に手渡す。
畑野小の辻彰子校長は「生活習慣は学校での活動や学力に影響します。
親子で生活習慣について話しあうきっかけに」と話している。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002jul/18/W20020718MWC1K400000092.html