「運用改善は限界」/地位協定ー知事、見直し問題で政府批判
稲嶺恵一知事は十六日午前、就任後、視察で初来県した今村雅弘外務政務官と県庁で懇談し、
県が求めている日米地位協定の見直しについて「運用の改善と言っているわりには現実には
まったく物事が進んでいない」と政府の対応を批判し、全国知事会や政府への要望などで今後、
地位協定の全面的な見直しを求めていく考えを示した。
また、知事は窃盗容疑で緊急逮捕された米軍人が身柄不拘束の特権を定めた「急使」制度で
釈放された事件について「食事をしていたのが公務なのかどうなのか向こう(米側)の解釈が
通ること自体、相当問題がある」と矛盾を指摘。
その上で、基地の整理・縮小にもかかる問題として「時代の流れの中で環境、人権の問題など
を含め、いつまでも運用の改善には限界がある」などと述べ、政府に早急な取り組みを求めた。
(以下略
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200207161700.html#no_1 沖縄タイムス:
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