大手スーパーのイオンと韓国の大手電機メーカー、LG電子が
デジタル家電の共同開発を進めることで合意した。
第1弾として、今年度後半にLG電子ブランドで液晶テレビを製品化。
約200店舗で「国内メーカーの同水準の
商品より2割程度安い値段」(イオン)で発売する。
DVDプレーヤーやプラズマテレビなどの開発も急ぐ。
1日に業務提携を結んだ。イオンはデザインや機能について
LGに消費者の要望を伝え、「イオン仕様」を作ってもらう。
提携で、イオンは市場の伸びが予想されるデジタル家電分野で
大手量販店に価格面で対抗。LGはイオンの
販売網を使い、日本での自社ブランドの浸透と売り上げ増を目指す。
提携に伴い、イオンは今月上旬からLGの既存製品を
家電売り場の中心に据えて販売を強化。
共同開発商品も増やすことで、現在年間約2億円の
LG製品の売上高を04年度末には50億円程度に拡大させる考えだ。
イオンは中国の家電メーカー、海爾(ハイアール)グループと
共同開発した小型冷蔵庫などを2月から販売している。
岡田元也イオン社長は「海外メーカーの進出で、
少数のメーカーが強い力を持っていた日本市場は変わる」と話している。
http://www.asahi.com/business/update/0703/002.html