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●● 絶滅の恐れ モリアオガエル アパートの地下で大量発生 京都 ●●

 絶滅の恐れがあるとして「京都府レッドデータブック」に記載されているモリア
オガエルが、京都市北区のアパートの地下ガレージで大量発生し、持ち主らを驚か
せている。鉢植えの木などに産卵しており、近くに置いた水生植物用のプランター
では無数のオタマジャクシが泳いでいる。持ち主は「なぜ、こんなところに…」と
首をかしげている。
 モリアオガエルが見つかったのは、同区の園芸店経営、竹内一博さん(66)のガレ
ージ。竹内さんは、店での販売用にハスやスイレン、ショウブなどの水生植物をガ
レージで育てているが、四、五年前からモリアオガエルが毎年、卵を産み付けに来
るようになったという。
 今年も六月上旬から、直径約十五センチのクリーム色の卵塊(かい)を七つ、ツ
ゲの鉢植えなどに産み付けた。卵は全部で二千以上と見られ、現在はほとんど孵(
ふ)化し、体長一センチほどのオタマジャクシが水を張った水生植物用のプランタ
ーで元気に泳ぎ回っている。
 モリアオガエルは本州の山地や局地に分布し、水辺近くの樹枝に泡状の卵塊を産
み付ける。現在は岩手県と福島県の一地域に生息するモリアオガエルが国の天然記
念物に指定されている。六月二十六日に京都府が発表した「府レッドデータブック」
では、北区・衣笠山の個体群が「要注目種」に分類されている。
 京都大学大学院人間・環境学研究科の松井正文教授は「ガレージに、モリアオガ
エルとは、珍しいし面白い光景だ。居心地が良い産卵場所に、近くに住む衣笠山個
体群が定着したのではないか。できれば衣笠山に返してあげるのが望ましい」と話
している

http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002jul/04/W20020704MWE1K1A0000092.html