人権擁護法案に懸念、国連高等弁務官が首相に親書
森山法相は2日午前の閣議後の記者会見で、政府が
今国会に提出している人権擁護法案に関し、国連のメ
アリー・ロビンソン人権高等弁務官から懸念を表明する
親書が小泉首相あてに送付されたことを明らかにした。
同法案が法務省の外局として新たな人権委員会を設置
するとしている点について、人権機関の政府からの独立
性を求める国連原則に反する懸念があるとして、首相
の見解を求めている。これに対し、森山法相は「人権委
の性格が十分理解されていないので、詳しく説明した
い」と述べ、首相に代わって返書する考えを示した。
http://www.yomiuri.co.jp/01/20020702i405.htm