高校生ら 身障者・生活保護受給者用無料乗車券を複製 市営地下鉄で不正使用 横浜
横浜市は1日、市が身障者や生活保護受給家庭などに交付している福祉特別乗
車券の複製(不正コピー)を使い、県立高校に通う高校生4人が市営地下鉄に乗ろ
うとした不正使用が3件あった、と発表した。市は不正使用の防止策の強化に乗り
出す。
市交通局などによると、6月26、29、30日に市営地下鉄の上大岡駅や横
浜駅の改札口で不正使用が見つかった。26日は女子高校生2人が改札口を通ろう
として、駅員が気づいた。いずれの生徒も違法と知って使っていたという。
同局には、福祉特別乗車券のコピー3枚が拾得物として届けられ、うち1枚は
女子生徒がコピーしたことを認めている。このため、3件以外にもコピーされてい
る可能性が高いという。
福祉特別乗車券は、身体障害者や生活保護給付家庭の生活支援が目的で、現在
約5万枚交付されている。市は不正使用した生徒に厳重注意するほか、コピーする
と浮かび上がる文字を濃く印刷するなど来年3月の次回交付分からコピーガードの
精度を向上させて再発を防ぎたい、としている。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=2993