米サンフランシスコの連邦高裁は26日、公立学校で毎朝の日課と
して国旗に向かって唱えられている忠誠の誓いの「神の下」との
文言が、教会と国家の分離を定めた憲法に違反するとの判決を下した。
忠誠の誓いは「神の下、すべての人に自由と正義をもたらす一つ
になった国への忠誠を誓う」という内容。1954年の改正で崇高
な精神性を強めようと「神の下」の言葉が付け加えられた。
裁判は、カリフォルニア州サクラメントの小学校に娘を通わせる
無神論者の父親が起こした。連邦最高裁は過去に、忠誠の誓いに
加わらないこともできるとの判断を下しているが、高裁は今回、
誓いが教室で行われれば、参加するかどうかの受け入れ難い選択を
子供に迫ることを重視。3人のうち2人の判事が違憲との判断を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020627-00000471-jij-int