●● 子供2人餓死させた日本人女、容疑事実認める カナダ ●●●●
カナダのカルガリーで20日、昨年6月に乳児2人を餓死させたとして2件の第
2級殺人罪(故殺)に問われている藤井理絵被告(24)=島根県津和野町出身=
の公判が開かれ、被告は容疑事実を認めた。留学先のカルガリーで地元男性と知り
合って2人を出産したものの、男性の暴力などが原因で別れ、別の男性宅に10日
間ほど泊まるうちに乳児2人が餓死していた。
この事件では、置き去りにされた乳児の泣き声や悲鳴に同じアパートの住人らが
気づいていたにもかかわらず、何の手だても打っていなかった。それが地元社会に
大きな衝撃を与えてもいる。
事件は昨年6月、被告のアパートで1歳3カ月の男児の遺体が見つかって発覚し
た。被告は3カ月の女児の遺体を川に捨てたと供述しているが、見つかっていない。
被告は97年にカルガリーのカレッジに留学したが数カ月しか通っていない。バ
ーで働く男性と知り合い2人を出産。子供を乳児院に数日間預けたり、被告自身が
男性の暴力を逃れて施設に泊まったりすることもあったらしい。
被告の証言などによると、親からの仕送りで暮らしていたものの、1人での子育
てに疲れ、放置したままボーイフレンド宅に逃げたという。
カルガリーでは日本人女子学生がらみの事件が続発しており、昨年夏には6人が
連続して強姦(ごうかん)され、今年初めには男性問題で自殺者がでている。(11:15)
http://www.asahi.com/international/update/0621/003.html