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名無しさん@3周年:
【社会】作曲家すぎやまこういち氏 タブーにせず「核の論議」を
産経新聞 平成14年6月7日付 談話室より
タブーにせず「核の論議」を
すぎやまこういち 71歳 東京都港区
福田康夫官房長官が非核三原則の見直しについて発言したとされる問題が波紋を呼んでいる。
この問題には三つの側面があると思う。すなわち、
(1)非核三原則そのものへの賛否(2)この発言がなされた政治的タイミングへの当否
(3)非核三原則を見直す論議をすることへの賛否−である。
現状ではこの三つがごちゃ混ぜになっているように見えるが、
この三つは峻別すべきだと思う。自由民主主義国家であるはずのわが国において、
ある特定の問題について論議することさえ許さないというタブーを作ってしまうことは、
自由民主主義の自殺とも言えるのではないか。
過去において、古くは天皇制を論議することから憲法改正問題、集団的自衛権問題、
有事法制問題など多くの論議のタブーが存在し、政治家はもちろんのこと、
どれほど多くの国民を思考停止状態に追い込んできたことだろう。
この非核三原則を論議すること自体を封殺しようとする人々は、
全体主義政治体制に憧れを持っている人々なのだろうか? (作曲家)