メグレ警視真っ青 作家の子孫が殺人、推理小説の展開

このエントリーをはてなブックマークに追加
1SupportDESK ★
 推理小説「メグレ警視」シリーズの作家ジョルジュ・シムノンのおいの娘にあたる医師が愛人の男性を殺し、ベルギー裁判所に起訴された。遺体の様子に不審を抱いた葬儀社員の指摘で殺人事件が発覚するという推理小説さながらの展開に加え、「シムノンは大戦中、ナチの協力者だった」という被告の証言まで法廷で飛び出した。

 起訴されたのは神経科医師ジェヌビエール・シムノン被告(42)。地元紙によると、00年6月、ブリュッセル郊外の自宅で一緒に住んでいたテンペルマンさんと口論になり、木づちで数回なぐって殺した疑い。被告は「突然倒れてそのまま亡くなった」と届け出て死亡証明書まで作っていたが、埋葬する寸前に元警察官だった葬儀社員が遺体に傷跡を見つけた。急いで自宅を調べた刑事が天井にかすかに残る血痕を見つけ、被告を逮捕した。

 テンペルマンさんは被告の3人の娘と仲が悪く、被告と口論が絶えなかったという。27日出廷した被告は涙ながらに犯行を認め、「シムノン家の一員という誇りが高い母親から模範生でいることを強いられ、愛されたという思いがない」とその生い立ちを語った。さらに、酒びたりだった父親について「祖父とその兄弟のシムノンがナチ協力者だったことを悩んでいた」と発言、驚く裁判長に「シムノンがナチ協力者だった証拠もある」と話した。


 89年に他界した作家シムノンは生前、ナチ協力者との疑惑を否定していた。ルソワール紙は、人間心理の暗い闇をのぞかせるシムノン作品を紹介しつつ、「おぞましい陰謀か、正当防衛か、それとも痴話げんかの果ての殺人か」と伝えている。(14:56)

2名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/29 16:19 ID:3fJ2Fwzy
2
3名無しさん@お腹いっぱい。
3