【社会】奇跡の詩人:NHK-講談社釈明に対し疑問の声噴出

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620実験君
実験。
単文(つまり、入れ子構造も並列構造も持たない文)を除いて、
人称代名詞を変換する。

「私」→「流奈」
「母」→「私」
「父」→「夫」

適用範囲:自伝第2章、始めての会話の場面。
621名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/15 02:18 ID:0/sHtV9O
>>613
ワロタ
激しいね、母親も有名になる前は物語として個人的に書いてたんだろうね(憶測)
でもなぜ世に出てきたんだろう。誰かが広めたんだろうね。
最初の活動知っている人いますか?
622実験君:02/05/15 02:23 ID:tqjBSGb+
 私は他のプログラムが終わると、毎日大きな文字盤の前に流奈を連れていき、会話を試み始めた。
私たちの会話は、初めなかなかうまくいかなかった。「はい」と「いいえ」で答える問いには答えられたが、会話にはならなかった。
問題解決のプログラムでは、流奈が指す文字が違っても、私は流奈がわかっていることを理解してくれた(した)。
流奈が指そうとしていると感じてくれた(感じた)。

 流奈は流奈の言葉を待つ私が嬉しかった。毎日読み取ってもらえないいら立ちは、
あまり無かった。私は読み取れないことを流奈に謝りながら、流奈がわかっていることを知っていると告げた。
私はそれだけでこの方法に希望を持てた。
 ある日のこと、文字盤が小さくなった。流奈には、手が届く大きさになった文字盤が光って見えた。
『文字』は、どんどん私を世界の中心へと導き始めていた。言葉にならない声は、文字盤を通して泉が噴き出すように溢れてきた。

 愛する人々と会話ができる。私は一生懸命文字盤を指した。
 一文字ずつ確認しながら文章を造る作業は、30分以上かかった。あたかも、はめ絵がはずれたジグソーパズルを完成させる作業のようだった。
流奈が指す字は少しずれていたため、私は何度も何度も確認していた。

623実験君:02/05/15 02:24 ID:tqjBSGb+
 「わ・た・す・さ・か・な」
私は気がついた。流奈が言わんとしていることを。※魚を渡したかった。おいしい魚を、帰ってくる夫に。
私は歓喜して夫を出迎えた。夫は言った、
「ありがとう、流奈。いただくよ。」

 私は満足だった。きっと、もっともっと伝わるのだろう。私は秋が楽しかった。
流奈の言葉が初めて伝わった、その年の秋が。
 その後、私は、プログラムの一つである手作りの本の、読んだ感想をきくことを心がけるようになった。
 流奈はまず自分を差し示す言葉を探した。そしてその日、テレビで耳にした言葉を使ってみることにした。


※倒置なので両方併せて複文ってことで。
624実験君:02/05/15 02:28 ID:tqjBSGb+
以上、ごく一部のみ入れ替え実験。

実験開始時の条件は全く弄っておらず、主格の転倒が起こっている
部分に限り、()内に能動態で併記した。

単文のほとんどが「私は満足だった」などの感情への言及なのが
気になったのでこんな事を試してみた。

障害児のリハビリに取り組む母親の手記としてはありふれていても
ごく真っ当な文章になっていると思う。