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【外交】フェンス内は別世界 在沖米軍に4727億円/思いやり予算

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200205141300.html#no_1

五十メートルプールに、総合病院級の診療所、図書館も―。十三日、那覇防衛施設
局が開示した「思いやり予算」による施設整備一覧は、フェンスを隔て、普段は知ること
のない米軍基地内の生活が分かる。一方、SACO(日米特別行動委員会)合意など、
施設移転に伴う日本政府による新たな整備も進んでいる。

 最近五年間の施設整備で特に目を引くのが、普天間代替施設の建設予定地に近接
するキャンプ・シュワブ。一九九七年に鉄筋二階、千七百五十平方メートルの整形外科
などを含む診療所が完成。二〇〇〇年には八コースを備えた五十メートルプール、○
一年には鉄筋二階建て、二千二百七十平方メートルの図書館も完成した。最近では地
元の小学生が施設見学に訪れることも。

 嘉手納基地には一九九八年に小児科、放射線科などを備えた四階建て(二万千五百
六十平方メートル)の診療所もできた。名目は「診療所」だが、総合病院といえる規模
だ。翌年、最新の施設を備えた育児所が完成。下士官や将校用のクラブも次々と建設、
または計画されている。

 SACOの住宅移転統合に伴い四月、キャンプ瑞慶覧に九階建ての家族住宅二棟が
完成した。ベッドルームが二ないし三つあり、いずれかを選ぶ。

 基地の中を歩くと、こうした施設には、日本政府による整備を示すプレートなどはない
ことに気付く。関係者は「だれが造ったかなんて、兵士はほとんど気にしていない」と明
かす。

 思いやり予算の不当性を訴えた在日米軍駐留費返還訴訟に加わった桑江テル子さ
ん(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会)は「世界一、居心地のいいのが沖縄の
基地。学校のクラス少人数化など、地域のための予算は少ない。なぜここまで思いやら
なければいけないのか」と嘆いている。