【社会】郵便事業、ヤマト運輸は参入断念…参入促進は政省令で対応★2

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357名無しさん@お腹いっぱい。
「信書便法案」に関する当社の見解

ヤマト運輸株式会社(東京都・社長 有富 慶二)は、本日閣議決定された「信書便法案」について
17:00より緊急記者会見を行いましたので、社長発表内容の要旨についてお知らせします。

1.「信書便法案」は、郵便事業の規制緩和、民間参入を実現するものと、当社は大きな期待を抱きながら、
  積極的に参入するつもりでいました。

2.郵便事業の規制緩和、民間参入とは、「信書の国家独占の撤廃あるいは独占領域の縮小にほかならない」と
考えております。

3.しかし、本日閣議決定された「信書便法案」をみると、民間企業の一挙手一投足すべてを総務省が許認可
するいわば「民間官業化法案」ともいえる内容でした。

4.これでは、民間企業が斬新かつ柔軟な発想にもとづいて、公正な競争を展開することは望み得ません。

5.法案に規定されている参入条件については、当社は無理すればクリアできると考えます。

6.しかし、この法案では、多くの企業が参入し自由に競争することで切磋琢磨し、結果としてお客様の利便
性が向上する状況がもたらされることは到底期待できません。

7.したがって、この内容では当社は「信書便法案」の許可事業者として参入することはできないと判断しま
した。

8.そこで、当社としては、現行法のもとで既に販売しているクロネコメール便(年間約500億円規模)で、
より小さいサイズの取扱いを商品化するなどして、お客様の利便性向上を目指していく所存です。

9.ただし、この場合、これまで通り、信書の国家独占という障壁が残ります。

10.信書の定義をめぐっては、マスコミの皆さんにはおなじみの、クレジットカード、地域振興券の配送をめ
ぐって当社は旧郵政省との論争をしてきました。

11.旧郵政省は、昭和33年に出された最高裁判所の判例を拠りどころとして、「信書とは特定の人に対し自己
の意思を表示し、あるいは事実を通知する文書を総称するもの」としており、具体的にどのようなものが
該当するかについて、かつて「信書のしおり」に記載されていました。<別紙参照>

12.このうち、「ダイレクトメール」に関しては、郵政監察局から何度か警告を受けました。

13.当社では、新聞の折り込みチラシと変わりのないこれらが、信書であるとは判断しませんでした。

14.もはや、当社が単独で総務省(旧郵政省)と争っても埒があかないと考えております。

15.「信書のしおり」に記載されているようなものが信書に該当するということは、誰でも納得できるこ
となのか。また、この現代においても、信書は国家独占でありつづけなければならないものなのか。
こうした議論を、当社と総務省だけの論争にとどめることなく、広く世論に問うていく所存です。

16. 誰もが納得できる形で「信書」の定義が明文化され、あるいは「信書」の概念が撤廃され、誰もが配送でき、公正な競争が促進され、結果としてお客様の利便性が向上されると考えます。
当社はそのような規制緩和が実現されることを期待しつつ、今後もお客様サービスの向上に努めてまいり
ます。
358名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/04 21:46 ID:k06JruHR
上からも解るかも知れませんが最初から国が大幅に譲歩した見解を出すことがないの
はヤマトもわかりきっています。それだからこそヤマトは参入見送りをいちはやく表明
したのです。これはヤマトの戦略の一つです。今まで散々国の規制に立ち向かってきたのです。
例えばヤマトがpサイズの荷物を発売したときです。このときも規制に縛られました。
しかし認可の下りる前にpサイズ発売予定の広告を打ち出し、後日認可が下りていないことを
理由に発売延期の謝罪の広告を載せました。これで国が邪魔をしていることを間接的に訴えること
ができたのです。(このときもマスコミや多くの人々はおおむね味方になってくださいました。)
このときの世論の動きにしぶしぶ国も認可をださざるを得ない状況になったのです。今回も、
「ハードルが高いじゃないか!」→「これじゃあ民間が参入するのは無理だ!」→「もっとハードルを
低くしてやれよ。」という世論を引き出そうとしているのです。ほんとに国が絡んでくると
やっかいです。小泉構造改革の理念は郵便や特殊法人、その他のすべてに共通している政、官、財の
の癒着を除くことのはずです。残念ながら現在のほとんどの企業が天下り官僚を役員にむかえ
時代劇さながらに「へへーー。おめこぼしを・・」とやっている次第です。ヤマトは官と戦ってきた会社です。
今回も先駆者となるべく戦おうとして・・・。なんか「それはドラネコのエゴだろ!」という声が聞こえてきそうなので
この辺でやめにします。今日行った配達先のお客様、「クロネコさん負けないでね。」と励ましていただき
本当にありがとうございます。明日も出勤だ。宅急便は365日休まず営業中です。母の日のカーネーションのお届サービス
やってます。物販はほかにも吉野家の牛丼等があります。いま吉野家通の間ではやってるのは
ヤマトの宅配・・、これだね。営業してスマソ。P.Sメイトを活用して郵便に・・