19日午後零時5分ごろ、津市高野尾町の
三重大生物資源学部付属農場内にある工学部エネルギー環境室
(鉄骨平屋建て)の「木質バイオマスガス」発電施設で爆発があり、
実験を指導していた工学部の清水幸丸教授ら教官2人と、
学生ら7人の計9人が、近くの病院に搬送された。うち1人が
全身にやけどを負ったが、残りは軽傷の模様。
津署で原因を調べているが、木材チップを一時燃焼させる
実験にあたっていた学生によると、水素などの発生を確かめるため、
ライターで実験装置のガス出口に火を付けたが着火しなかった。
その模様を記録している最中に爆発したという。装置は今年3月
に納入されたばかりだった。
爆発は「ドン」という鈍い音とともに起き、火柱が上がり、周辺にいた
教官や学生の着衣に火の粉が降りかかった。周りの学生らが
水をかけるなどして消したという。
現場は津市中心部から西北へ約10キロ離れた山林の中。
(4月19日14:40)
http://www.yomiuri.co.jp/04/20020419i105.htm