■みずほ銀行障害関連総合スレッド Part18

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933ななし
4月16日 14:40
みずほトラブル 日立に飛び火(ゲンダイネット)
 混乱が続くみずほのシステム障害で日立製作所が
真っ青になっている。
 1月のUFJ銀行に続き、みずほ銀行の決済システムで
ミソをつけたことから、ハイテク企業のイメージが
ガタ落ちになっているのだ。銀行システムに詳しい
コンピューター関係者が言う。
「日立は振替トラブルの原因となったリレーコンピュー
ターを担当しており、みずほ内で責任論が浮上しています。
復旧にあたっている日立のSE(システムエンジニア)は
現場で“お前らのせいだ”と言わんばかりに怒鳴られ
まくっています」
 旧3行の縄張り争いで基本方針が決まらず、時間切れ
の見切り発車になるなど、日立にとって気の毒な面は
少なくないが、今回のトラブルは致命傷になりかねない。
金融ジャーナリストの大沼匠氏が言う。
「日立は5年前にも東証売買管理システムがダウンし、
富士通にとって代わられた。相次ぐミスで、今後の金融
機関への売り込みは一段と厳しくなる。発電機を製造
している関係で電力会社などのシステムを請け負って
いるが、ハイテク企業としてのイメージダウンは免れません」
 問題は今後の影響だが、日立関係者がとくに恐れて
いるのは「e―ジャパン」計画への影響だ。
 これは5年以内に高速ネットワーク網を全国の自治体
や企業、家庭に張り巡らすというもので、今年度だけで
2兆円の予算が計上されている。
「各コンピューターメーカーにとっては将来を決める
一大商戦です。日立の信頼が揺らいだことでライバル
企業はニンマリでしょう。日立は2万人強のリストラと
実質3%の賃下げで経営立て直しに必死ですが、苦戦を
強いられそうです」(大沼匠氏=前出)
みずほの混乱は、思わぬところに波紋を広げたものである。
【2002年4月16日掲載記事】 (c) 2000 Nikkan Gendai