http://www.asahi.com/national/update/0416/008.html 子会社の大和銀行や、あさひ銀行の旧経営陣の責任を株主の立場から追及する
義務があるのに、それを怠ったとして、両行の親会社「大和銀ホールディングス」
の東京都在住の株主2人が15日、同社の役員ら18人を相手取って総額3000
億円余りの損害を賠償するよう求める株主代表訴訟を大阪地裁に起こした。持ち株
会社での代表訴訟はきわめて異例。
賠償を求めたのは、(1)大和銀行ニューヨーク支店の巨額損失事件の損害
約14億5000万ドルから、これまでに回収できた2億5000万円を差し
引いた残額(2)大和銀行とあさひ銀行が大蔵省の勧誘で日本債券信用銀行の
「奉加帳」増資に応じて焦げ付かせた55億円(3)ゼネコンの長谷工コーポ
レーションや青木建設への融資での損失1300億円余り(4)あさひ銀行
ニューヨーク支店の行員の不正により同行が米当局に支払わされた500万ドル。
訴状は「持ち株会社の現経営陣は、大和銀行とあさひ銀行の旧経営陣に対して
速やかに提起すべき株主代表訴訟を提起しないというサボタージュによって持ち株
会社に損害を与えている」と主張している。
今回の提訴の理由のうち、大和銀行ニューヨーク支店の事件については、すでに
同行自身の株主により代表訴訟が起こされ、一審・大阪地裁が一昨年、海保孝・
大和銀行会長ら11人に総額7億7500万ドル(約1000億円)の賠償を命じる
判決を言い渡した。
原告、被告双方の控訴でその後も訴訟は続いていたが、大和銀行は昨年12月、
持ち株会社を設立して、その傘下に入った。この結果、この訴訟の原告は大和銀行
の株主ではなくなってしまい、訴訟の続行が不可能となる恐れが出てきた。このため、
海保会長ら役員経験者49人が2億5000万円を同行に支払う内容の和解に原告
はやむなく応じていた。
今回の代表訴訟の原告は、この和解の際の原告とは別の株主だが、訴訟代理人の
一人は両訴訟とも同じ弁護士。訴状によると、原告は「和解の内容があまりに手ぬ
るいとして、非常に大きな不満を抱いている」という。
(依頼あり)
http://news.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1018582647/823 (関連スレ)【経済】大和・あさひ銀行が合併 新社名は「りそな」
http://news.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1018326436/