http://www.asahi.com/national/update/0413/002.html 膵臓がん治療に造血幹細胞移植 都立駒込病院で効果
膵臓(すいぞう)がんの患者に、血液細胞のもとになる造血幹細胞を別の人から
移植し、できたリンパ球の免疫作用でがんを攻撃する新しい治療法を、東京都立駒込病院
の高橋俊雄院長らが始めた。最初の患者では効果が上がっているという。京都市で
開かれている日本外科学会で12日、発表した。
高橋院長によると、重い膵臓がんの女性患者に昨年末、妹から造血幹細胞を含む末梢
(まっしょう)血を移植した。その結果、移植前には大きさが約10センチあったがんが
2割以下にまで小さくなり、現在は退院しているという。
造血幹細胞は、体内の異物を攻撃するT細胞などのリンパ球にもなる。
このような造血幹細胞移植は白血病の治療で使われ、最近では、腎臓がんでも試み
られている。同病院は、進行が速い胃がんの治療でも試している。
一方、移植した細胞が患者の正常な細胞も攻撃する可能性があるため、免疫抑制剤など
で効き方を制御する必要があるという。高橋院長は「まだ1人だけなので効果は
判断できないが、がんの新治療法として研究を続けたい」と話している。(03:12)
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