【社会】 メル友の中1女子に性行為強要、中3少年ら…母親が告訴★3

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8☆ばぐ太☆φ ★
★本文の続きです★

・始業式に女子生徒は、久しぶりに学校に姿を見せた。
 「気持ちの整理をしながら、出来るだけ学校には行きます」と話した。 

「泣き寝入りはイヤ」

 被害生徒の母親は、次のように話した。
 学校に行かなくなったので、とても心配していら、1週間ほどして担任の先生が訪ねて来て、
 「こんなことがうわさになっているけど、お嬢さんに話が聞きたい」と言った。
 後で娘に事実を聞いてびっくりしました。娘が人形のように扱われたことが許せません。
 また、誰かが言いふらして学校で話題になってしまったことも、許せないことです。

 最初は「学校でメールをやっていた」「呼び出されて行った」という事など、娘にも落ち度があるか
 とも考えましたが、それと乱暴されることとは全く別次元の話です。
 まして向こう側が、「女の子にも落ち度があったのでは」と言っていると伝わり、許せないと思いました。

 娘の将来も考えて悩みに悩みました。だけど、ここで泣き寝入りしたらあかん、うちの子以外にも、
 こんなひどいことがあるのかどうか分かりませんが、声を出していかなあかんと思いました。
 娘には「許せないので警察に言おう」と言いました。娘も「うん」と言ってくれました。

「許せない思い」伝えたい

 「被害者の人権を第一に考えて」の言葉を学校関係者は繰り返した。
 「報道のされ方です。それによっては被害者支援になりません」と弁護士は話した。
 DV(親しい男女間の暴力被害)、スクール・セクハラ……。性暴力に対して泣き寝入りせず、
 声を上げる女性たちは増えてきている。だが、今回のように子ども同士の間で起きた性暴力
 については、親も、子どもの将来を考えて公にすることを望まないことが多い。

 私は、被害少女と2人だけでも話をした。「こんな記事にしたいけど、どう?」と説明すると、
 少女はうなづいて、まっすぐにこちらの目を見て口にした。「私、負けへんから」

 被害者も家族も、あえて傷を見せることで「許せない」思いを一生懸命伝えようとしているのだ。
 掲載には反論があるかもしれない。ただ、私も許せなかった。
 そして、「私、負けへん」の言葉に後押しされてこの記事を書いた。 【藤後野里子】

学校で人権侵害行為として教える時期

 性暴力の被害者や保護者からの相談に応じている「暴力防止情報スペース」(大阪府守口市)の
 亀井明子代表の話 教師の生徒に対する性暴力は「スクールセクハラ」として問題化し、
 文部科学省がガイドラインを策定したが、生徒間で起こることについては明確にはうたわれていない。
 被害者は多いと推測されるが、うわさなどの「二次被害」を恐れ、親は泣き寝入りしてしまうケースが
 ほとんどだ。保護者が告訴に踏み切るのはまれで、気持ちを考えるとつらい。
 被害者の心のケアをするのと同時に、学校で性暴力がいかに人を傷つけるか、いかに人権侵害行為
 であるかを教えて行く時期にきていると思う。

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200204/11/20020411k0000e040056001c.html