◆ダイムラー社長、三菱自の子会社化を検討・独誌
http://markets.nikkei.co.jp/news/hot/hotCh.cfm?id=diii033808&date=20020408&ref=1 ダイムラークライスラーのシュレンプ社長は、8日発売のドイツ週刊誌シュピーゲル
とのインタビューで、資本参加している三菱自動車工業の子会社化を検討している
ことを表明した。ダイムラーグループは三菱自工に37・3%を出資しており、同社長は
過半数への出資比率引き上げについて「長期的な目標だが、早ければ2003年に
可能だ」と述べた。
その条件として社長は「三菱が利益率を上げて(高水準な有利子)負債を削減し
なければならない」と強調した。ダイムラーは、2000年に乗用車部門での提携を軸に
三菱自工に資本参加。01年には提携範囲をトラック部門に拡大し全面提携に踏み
切った。6月にはダイムラー出身のエクロート副社長が三菱自工の社長に昇格する
ことが内定している。
シュレンプ社長は三菱自工について、アジアで堅固な基盤があり、米国でも市場
地位を向上させていると高く評価。その上で「三菱に資本参加したことで比較的
リスクが少なくアジア市場に参入できた」と説明した。 〔ロンドン8日共同〕