【ACCS】2ちゃんねらーに告ぐ「まっとうな場所で声を上げろと」【久保田氏】

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812名無しさん@お腹いっぱい。
Lufthansa航空がドイツ移民局に協力して不法移民強制送還に一役かいましたが、
これに対して人権擁護団体のLibertadおよびその主張に共感した人々が同社のサイトにDoS攻撃をしかけました(2001/6/20)。
ルフトハンザ航空がDoS攻撃によって受けた経済的損失は実質的には0ですが、DoS攻撃を受けたことは事実です。
(サイト/サーバがダウンしたかについては、両者の主張は異なる。次の段落参照)。
しかし、今のところ誰も逮捕なんかされていないようです。

後日談:
<Libertad側の勝利宣言>
10分ダウンさせたんですよ。
我々のような小さな反人種差別団体に対抗するためにルフトハンザは多額の金と多大な労力を使ったんですよ。
これは勝利への第一歩ですよ。

<ルフトハンザ側の余裕の発言>
我々はサイバーデモに対し万全の備えをしていました。
我々のサイトはデモが行われていた間もアクセス可能だったし、一秒足りともダウンなどしていません。
Libertad側では当社のサイトが10分かそこらアクセス不能に陥ったと言っていますが、
それは向こうの使っているプロバイダかサーバの問題で当社のサイトにアクセスできなかっただけでしょう。
でも、それは当社の問題ではないし、彼らの問題ですね。
彼らを訴えるかどうかは未定ですが、これからも抜かりなく対策を講じていきます。

<ドイツの司法当局のあっさりとした素敵な日和見主義的コメント>
この種のデモは現行法の埒外にあるが、コンピュータ破壊活動と考えられないこともない。

さて、この事件をどう評価するのは見解の分かれるところでしょう。以下は私の感想。

<Libertadさんへ>
自らの信念・思想・主義主張の正当性を貫く姿勢、立派ですね。
小額ながら寄付しちゃいました。

<Lufthansaさんへ>
自らの活動に反感を持つ人々の存在を予見し、万全の対策を取る。
危機管理行き届いてます。立派ですね。敵対者からの攻撃にも動じない。大人ですね。
今度ヨーロッパ行くときは御社を利用します。

<Justice Ministry of Germanyさんへ>
大衆運動(ネオナチ関係除く)に対し、貴省が伝統的に取られている日和った姿勢、
極東のどっかの島国の役人にも見習ってほしいですね。

<最後に>
実際に10分ダウンしたかしなかったかはともかく、LufthansaはDoS攻撃で落とされるようなサイトは「恥ずかしい」と考えているようですね。