米アクティブメディア・ロボティクスは2日(米国時間)、ロボット技術を応用したインテリジェント
車椅子の開発に着手すると発表した。現在の電動車椅子を利用できない障害者も、自分で移動
できるようにするのが目標。ロボット技術を使い、細かな指示や操作の必要をなくす。
地図上で目的地をクリックしたり、音声やまぶたの動きで目的地を伝えれば、あとは自分で
判断して目的地まで移動する車椅子を開発する。例えば目が見えないなどの理由で、現在の
電動車椅子を利用できない障害者も、言葉で目的地を伝えれば、車椅子が自分で障害物を
避けながら進むため、介助の必要がなくなるという。
車椅子のセンサーが、障害物や階段、危険なものを判断し、目的地への経路を自分で判断
する。また施設内などでの利用も考えており、介助者が、アクセスしやすい場所や立ち入り
禁止の場所などを設定しておくことができるソフトウェアを搭載する。アクティブメディアでは、
障害者の自立につながるほか、介助も容易になるとしている。
まず新しいセンサー・システムのテストなど、製品化の可能性を調査する。アクティブメディア
はロボット・サッカーなどに利用される移動式ロボットを製造しているほか、ロボット開発プラット
ホームや制御ソフトウェアを開発している。
ソース:
http://www.mainichi.co.jp/digital/computing/archive/200204/03/1.html アクティブメディア:
http://www.activmedia.com/ いろんな意味で、非常に米国らしいプロダクト開発ではないかと。