昨年11月28日、ファイル交換ソフト「WinMX」のユーザーが
逮捕されたのは記憶に新しい。
あれから4ヶ月。警告を発し続けるACCSの活動に効果はなく、
以前と状況は変わっていない。
しかし秘密裏に進められていたACCSの衝撃的な活動内容が今週に入って明かされた。
同氏が明らかにした“計画”とはこうだ。
まず上位回線を提供している一部の接続業者に協力を要請、
独自開発していた追跡ソフトで
あらかじめリストアップされたWinMXユーザーの通信ログを確保する。
ログはOpenNapプロトコルのリクエスト部分、
つまりはやりとりされるファイル名と、
実際に転送されるファイルの一部を保存したもので、
これは証拠のひとつとして蓄積されるという。
3月末“ONT2ch”と呼ばれる2ちゃんねる製サーバーが停止した。
これはACCSからの調査報告がサーバー管理者に
直接伝えられたためと思われる。
「今回は調査と警告だけで終わらせる気はない」(葛山氏)。
このサーバーを今年に入ってから利用したユーザーの
6割には今日現在で違法行為を確認したという
通告メールがACCS名義で送られたそうだ。
うち2割は刑事告訴の用意があるという。
「残りのユーザーにもログの整理が完了し次第メールで通告する」
葛山氏は「多くのユーザーは危機感を覚えたようだが、
もう違法ユーザーの調査は完了している」と、
あくまで今からの対処では遅いことを強調した。
http://zbnet.sytes.net/news/0204/01/accs.html