http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20020327&j=0025&k=200203268411 DNA鑑定で身元判明、遺骨57年ぶり京極に 旧ソ連抑留の鈴木さん
【京極】敗戦後、旧ソ連に抑留中に病死し、このほど厚生労働省によるDNA鑑定で
本人と確認された後志管内京極町出身の元陸軍伍長鈴木清さんの遺骨が二十六日、
同町京極の長男政弘さん(61)方に五十七年ぶりに帰宅した。
遺骨は、道の担当者の手で、長女本田博子さん(64)=苫小牧市=や清さんの
妹二人ら遺族の待つ家に到着し、経過説明の後、五十六回忌の法要が営まれた。
一九四五年(昭和二十年)三月、清さんの出征を旧胆振線御園駅で見送ったという
博子さんは「当時は父にまとわりつくこともできず、ホームの隅にいました。
夢のようです」と目頭を押さえた。
最終的にはDNA鑑定という最新の技術が決め手となったが、判明のきっかけ
となったのは、九七年に八十二歳で亡くなった清さんの妻フサ子さんが、敗戦直後
から大切に保存していた道庁からの死亡通知書だった。死亡場所としてハバロフスク
地方の「コソグランボ第一陸軍病院」と明記されており、ロシア側の資料にある
「コサクランバ病院」と一致した。死亡日時は四七年三月三十日だった。
「母が生きていたらどんなに喜んだか。それにしても長かった」と政弘さんらは
過ぎ去った年月の重みをかみしめていた。DNA鑑定で戦没者遺骨の身元が確認
されたのは、道内二例目となる。
※リクエスト
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