田口ランディ、解説本から無断使用−謝罪し書き直し Part2
286 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
02/04/02 10:59 ID:AgWjcFfU んじゃこっちも貼っとくか。 ぺた。 --- 幻冬舎との話し合いにより決まったことを報告いたします。 田口ランディさんの小説「アンテナ」「モザイク」(ともに幻冬 舎)に、私、藤森直子のホームページ「NAO's Blue Film 」の日記 (日記はヒヨコ舎より「Fuckin' Blue Film」という題名で出版) から一部無断引用があったため、単行本「アンテナ」は絶版、同文 庫版では無断引用部分を削除、「モザイク」文庫版では無断引用部 分を削除することで合意しました。 去年、著作権侵害について謝罪する手紙を田口さんからいただき ました。手紙の内容は単行本での無断引用についての謝罪と、それ から、文庫版で、単行本では無断引用となっている部分の引用許可 をもらえないかというお願いでした。引用を許可してくれれば文庫 のあとがきにお礼を書きます、あるいは文庫印税の一部を謝礼とす ることもできますということでした。 引用許可をもらえないかという田口さんのお願いには、正直びっ くりしたし、とてもさみしい気持ちになったし、そんなセンチメン タルな気持ち以前に、そのお願いをきいたら、単行本での無断引用 はなかったことになるわけですから当然、即断でお断りしました。 逆に、書き手の責任として、読者に一言、無断引用があったこと を田口さんが言ってほしい(明らかにしてほしい)と私はお願いし ました。 (つづく)
287 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/02 11:00 ID:AgWjcFfU
無断引用については文庫のあとがきで書いてほしいとお願いしま したが、「私の一存ではあとがきに書けない」ということで、話し 合いの相手は田口さんから幻冬舎の芝田氏に変わりました。 芝田氏からは「幻冬舎のホームページに報告を載せるということ でどうでしょうか」と提案がありました。公の場ならこちらも異存 はないので、では幻冬舎のホームページに報告を載せてくださいと いうことになりました。 話し合いが長引いたのは、田口さんからの報告文を読ませてもら ったけれど、私やヒヨコ舎と事実認識が食い違う点があったからで す。例えば、五月の記述についてですが、私は「それならいい」と は言っていません。田口さんが無断引用部分については「Fuckin' Blue Film」を見て書いたと認めたので、「認めたのならそれで いい、現時点で事を荒立てる気はありません」と言ったのです。 事を荒立てる気はなかったのですが、十月になって、文庫版で、 単行本で無断引用となっている部分の引用許可をもらえないかとお 願いされ、それで、それはいくらなんでもあんまりではと思い、引 用許可はきっぱり断り、書き換えしてくださいと話し合いをするこ とになったのです。 (つづく)
288 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/02 11:01 ID:AgWjcFfU
報告文に関しての事実認識の食い違いは何度話し合ってもダメで した。田口さんは何度でも書き直すとおっしゃってましたが、最後 には私やヒヨコ舎が「その報告文で事実関係まちがいないです」と 認めてないのに、幻冬舎のホームページに報告文を載せてしまわれ ました。田口さんの報告文には事実と違う点が何点かありますが、 これ以上の話し合いはしません。消耗がピークということもありま すが、何度話し合っても結果は同じだと思うからです。 この件について心配してくださっていた読者のみなさん、本当に どうもありがとう。 このところ、なんだかどうもワープロに向かう気がしなくて、 長い原稿はまったく書いていませんでした。 今は書きたい気持ちが静かに満ちてきているので、もうそろそろ 私は書きはじめるだろうと思います。 幻冬舎、田口さんとの直接の話し合いはヒヨコ舎社長であり、 「Fuckin' Blue Film」編集者でもある大場さんがしてくださ いました。 通常業務と並行で、忙しい中、何度も何度も話し合いに出向 いてくださった大場さんに感謝します。 藤森直子 (おわり)