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493名無しさん@お腹いっぱい。
バイオ技術で甲子園のツタ再生 
府立園芸高校の女子生徒グループが成功/大阪

 阪神甲子園球場を覆うツタの木を、府立園芸高(池田市、高瀬周作校
長)の女子生徒のグループが、バイオ技術で再生し、無菌の瓶詰として
生産することに成功した。球場のツタの管理を手掛ける会社が「甲子園
の思い出になる物を」と持ちかけて実現。球場が完成した1924年に
植えられ、高校野球の長い歴史の象徴でもあるツタを身近に引き寄せる
研究成果となった。

 同校の山下昭教諭(54)と、農業クラブの3人の女子生徒が一昨年
夏から取り組んだ。数センチに切った茎を無菌状態にして培地(ゼリー)
で培養。ホルモンの量や養分を変えながら研究した結果、5カ月後に
「種」に当たる不定胚(はい)が出て、葉や根の成長を確認した。

 研究から1年後には、伸びた葉を取り出して新たに培養することで、
大量の無菌苗を生産することが可能になった。この技術は昨年の府農業
クラブ研究発表大会(毎日新聞社など後援)で最優秀賞に選ばれた。

 クラブの部長、坂番萌さん(17)は「バイオテクノロジーのおもし
ろさが分かった」と笑顔を見せる。山下教諭は「地味な活動が実を結び、
生徒たちにも自信になった。高校生にとって特別の場所である甲子園
を対象にした技術ができたことは、いい経験。甲子園を改修する時にも、
ツタを維持するのに役立つかもしれない」と話す。

 ツタの瓶詰は阪神電鉄による電車利用を呼びかけるキャンペーンのプ
レゼントなどに使われるほか、球場周辺で土産物として販売されている。
(毎日新聞)
[3月29日20時3分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020329-00000005-mai-l27