【政治】利益誘導の原型は故角栄氏=安倍官房副長官が田中前外相を批判{3/17}

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624名無しさん@お腹いっぱい。
1890年に国会が開設されて以来。当初は藩閥と政党が争い、藩閥が衰えると
政党と軍閥が争うようになった。1918年日本初の本格的政党内閣を組織した
原敬(政友会)の場合も、当然選挙に勝つために膨大な資金を必要としていた。

原は与党の地位を利用して、道路・鉄道・学校を誘致することで、政友会の
地盤を固めていった。『我田引鉄』なる皮肉は、この頃生まれた。
したがって、政友会には疑獄事件が後を断たなかったのである。
政友会は三井財閥、民政党は三菱財閥がスポンサーとなり、政党を支えた
との指摘もある。軍閥に関しては、これは陸軍の機密費が政治資金に流用され
たのであって、議会政治が成立して以来、その初期から政党(軍閥)が金権
とは無縁であった時代は残念ながらなかったのが歴史的事実である。

戦後もいきなり、1948年の「昭和電工事件」で芦田内閣が総辞職した。この
とき首相の芦田ほか、大蔵省の主計局長の福田赳夫(のち首相。チンパンの
おやじ)も逮捕されている。(結局無罪になった)
1954年には戦後最大の「造船疑獄」が起こった。このときの逮捕者は計71名
にも及び、検察は衆議院に自由党幹事長の佐藤栄作(のち首相)の逮捕許諾
を求めたが、法務大臣が検事総長に指揮権発動をし、佐藤は逮捕を免れた。

1969年にはいわゆる「黒い霧事件」が起きた。自民党の田中彰治が決算委員長
の地位を利用して恐喝・詐欺をおこなったのが発端で、自民党の不祥事が続発。
運輸大臣の荒船清十郎は、地元の駅に急行をとめたのが発覚し、「それくらい
いいじゃないか」と発言し顰蹙を買った。さらに疑惑続出で、運輸大臣を更迭された。

このように、金権政治・地元誘導型の政治はいつの時代にもあって、いまだ
消えることがない。ここでよく言われるように、角栄がその原型を作ったなど
というのは明らかに間違い。ただでかくやり過ぎただけで、角栄の先輩たちも
いっぱい悪いことをしてきたんだよ。その代表格がしんぞーのじいさんに
あたる岸信介。角栄がムネヲなら、岸は中曽根+野中くらいスケールが違う。
『昭和の妖怪』と呼ばれ、カネにまつわる噂や海外利権への疑惑など、岸ほど大きく
取り沙汰された政治家もいない。ただ超大物だったので、誰も手を出せなかった。

岸は首相退任後、一の子分である福田(チンパンのおやじ)を総理にするため
にカネを集め、(ライバル角栄に対抗するため)安倍晋太郎(岸の娘むこにして
しんぞーのおやじ)を総理にするためにさらにカネを集めたのである。
したがって、巨悪とも呼ばれた岸信介の孫が、角栄の娘を「お前の親も金権うんぬん」
で批判するのは目くそ鼻くそもいいところなんだよ。はっきりいって、両者イーブン
だと思うね。(仮に一般人がマキコに、しんぞーと同じ批判をしたのならわかる話)