08年に多層迎撃網を配備へ 米ミサイル防衛の詳細判明
【ワシントン17日共同】ブッシュ米政権が推進しているミサイル
防衛(MD)計画の開発、配備スケジュールが17日に判明、200
8年までに相手の弾道ミサイルを「発射直後」「中間飛行」「下降」
の各段階で多層的に迎撃する防衛網の実戦配備の開始を目指
していることが分かった。複数の国防総省関係筋が明らかにした。
多層防衛網の配備計画は撃墜の漏れを防ぐのが目的で、朝鮮民
主主義人民共和国(北朝鮮)やイラクなどの大量破壊兵器や運搬
手段の弾道ミサイルに対する強い警戒感を反映している。だが中
国やロシアから見れば、自国の戦略核が無力化する懸念があり、
地球規模のミサイル防衛網は新たな軍拡を招く可能性がある。
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