「機動戦士ガンダム」ネットで復活! バンダイ、ブロードバンドで配信
http://b2o.nikkei.co.jp/contents/news10/afternoon/20020307eimi021707.cfm バンダイは今秋、「機動戦士ガンダム」などのアニメーションをブロードバンド(高速大容量)経由で配信する。
往年の人気作品の提供で、男性会社員や中高年など根強いファン層の需要を掘り起こす。
少子化で子供向けの玩具市場が落ち込むなか、
可処分所得の多い大人に的を絞ったコンテンツ配信に力を入れる。
1日付で配信事業を手掛けるバンダイチャンネル(東京・台東、松本悟社長)を設立した。
9月には1979-80年にテレビで放映した「機動戦士ガンダム」などのアニメをネット用にデジタル加工して配信する。
年間で10億円の売り上げを目指す。
主に、同社に出資する制作会社サンライズ(同・杉並、吉井孝幸社長)の作品を提供する。
サンライズは70年代から主にロボットが登場するアニメを手掛けてきた。
「昔の作品を見た経験がある30代以上の視聴者を獲得する」(バンダイ)狙いだ。
アニメのネット配信に踏み切るのは少子化で玩具市場が低迷しているため。
日本玩具協会(同・墨田、山科誠会長)によると2000年度の幼児向けとなる
「知育・教育」玩具の市場規模は1183億円で前年比11%減少。
一方、30代以上はアニメなど特定の趣味に出費する傾向が強いため、ネット配信の有効な顧客になるとみている。