【社会】蔵王フーズ、鶏肉の加工処理業者や賞味期限偽る―九州、山口などの生協で販売

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26ニュースリリースの続き
(四)グリーンコープとしての対応
1.弊連合では、2月18日の事態の発生報告以降、(株)蔵王フーズをはじめ、
 契約の指定加工処理場、養鶏農場、本件に関連する加工処理場、営業倉庫などの
 調査を実施しています。
2.上記調査実施と並行して、2月25日から配達予定商品の供給を中止し、お詫
 びと合わせてその旨を注文者へご案内致しました。
3.2月22日開催の弊連合常務理事会、2月27日開催の理事会において、本件に
 関する検討を行い、ご利用頂いた組合員の方々には、2000年12月に遡って
 その商品代金全額(6000万円程)を返金することを決定しました。
4.加えて、本件に関する管理責任ならびに結果責任を明らかにするため、業務上の
 常勤トップである専務理事に対し、減給処分を行うことを決定しました。

(五)グリーンコープとしての見解と今後の対応方針
1.今回の「蔵王土鶏偽装商品の納品・供給」という事態を発生させ、グリーンコープを
 信頼してご利用いただいてきた組合員の皆様方に対し、その信頼に背くことになりま
 したこと、深くお詫び申し上げます。と同時に、食肉業界の不祥事が繰り返し報じら
 れる中にあっては、消費者の不信感を更に高め、社会全体へ影響を与える結果になり
 ましたこと、お詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
2.今回の「蔵王土鶏偽装商品の納品・供給」の根本原因は、(株)蔵王フーズ社の
 意図的な商品売買基本契約不履行であると同時に、関係法令をも犯した犯罪行為と
 いえます。
3.グリーンコープ連合として、関係法令を踏まえつつ、刑事告訴並びに民事の提起
 につき、具体的な準備を進めていくことを予定します。
4.また、食肉偽装事件の発覚が連続して報じられている昨今の状況に関し、その業界の
 持つ特異な体質を根本的に正すため、抜本的な法整備の強化を関係省庁に強く求めます。
5.前述の通り、グリーンコープ内的な対応としては、全ての組合員の方々に対し事態の
 報告とお詫びをお届けし、その商品代金(6000万円程)は全額返金いたします。
 また、3月11日(月)午後には、全てのお取引先を対象に、「JAS法、不当景品
 及び不当表示防止法、公正競争規約ほかの研修会」を改めて開催し、厳格な関係法
 令遵守を再確認することにしています。