【ワシントン19日共同】「市場の神様」として内外の信認が厚いグリーンスパン米連邦
準備制度理事会(FRB)議長の後任はだれか―。19日付の米紙USAトゥデーは「議長が
年内か来年辞任するとの観測が強まっている」と報じ、後任候補としてテイラー財務次官
やルービン元財務長官ら8人を紹介した。
グリーンスパン議長の任期は2004年6月まで。同紙は「議長が任期途中の辞任を計画
している確証はない」とした上で(1)米景気は年内回復が見込まれ、これが花道となる
(2)議長は今年3月で76歳と高齢―などの理由から「(早期辞任も)あり得ない話ではない」
と伝えた。
後任候補について、同紙は「ブッシュ政権下では共和党員がリストの上位になる」との
前提で、リンゼー大統領補佐官(経済担当)やフェルドスタイン元大統領経済諮問委員長
らの名前も挙げた。この中でテイラー財務次官は「エコノミストの支持が高く、FRB
ウォッチャーが最有力とみている候補者」という。
レーガン政権下の1987年に議長に就任したグリーンスパン氏は現在も数時間に及ぶ
議会証言をよどみなくこなし、週末にはテニスを楽しむなど健康面の不安はないとされる。
ソース:
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20020220diii006020.html USA Todayの記事:
http://www.usatoday.com/money/covers/2002-02-19-greenspan-exit.htm ちょっと地味なニュースですが、日本経済にとっても重要かと。
次が誰でも「長期政権」グリーンスパンと比較されるのではちょっとつらいか。むむむ。