◆■◆■◆ スレッド作成依頼は、こちらで ◆■◆Part6◆■◆

男子ハーフパイプで、中井孝治選手が5位入賞した。
自分の順位を確認した中井は,悔しそうにじっと電光掲示板を見つめた。
（中略）決勝2回目。高さのあるジャンプで勢いをつけると、世界でも最高難度の技
後方宙返り2回点半ひねりに挑んだ。高さもキレも抜群で、着地も見事に決まった。
米国応援で、埋まった観客席からも歓声が上がった。だが、得点は40.7と意外なほど低い。
(中略）回転技のポイントでは決勝進出の中で最高の9.3を叩き出したが、
回転以外の技の得点を示すスタンダードが6.0と異様な低さだった。
全日本の阿部コーチ「主観で判定される競技だからしようがない。でも、最悪でも銅の内容だった。」
と涙を流した。(中略）
この日は、米国選手が技を繰り出すたび会場を揺るがす歓声が響き、
表彰台独占という「シナリオ」に向かって突き進んでいるかのようだった。
無念そうな中井に、カナダのトッププロが「凄かったぞ。本当はお前が銀か銅だった」と話かけたという。
（以下略）
ソース　　2月12日　読売新聞夕刊　11面