武田薬品工業は30日、同社など日欧の製薬8社がビタミンの国際的な価格カルテルを結んでいたとして、
欧州連合(EU)の欧州委員会から課徴金の支払いを命じられた問題で、
命令通り3705万ユーロ(約42億円)を払うことを決めた。
02年3月期決算の業績予想は修正しない。
一方、武田とともに命令を受けた第一製薬は同日、
課徴金2340万ユーロ(約27億円)の減額を求めて控訴すると発表した。
欧州委員会は昨年11月、スイスや独の製薬大手と日本の武田、第一製薬、エーザイなど計8社が
89年から99年にかけてドリンク剤や食品に使うビタミンの価格を談合していたと発表。
総額8億5522万ユーロの課徴金の支払いを命じていた。
http://www.asahi.com./business/update/0131/001.html