バウチャー米国務省報道官は24日、米政府が中国の2企業と1個人に対し、
イランに大量破壊兵器と生物兵器の技術や部品を輸出したとして制裁を科したと発表した。
国務省によると、制裁を受けたのは「リヤン・ケミカル・エクイップメント」
「チャイナ・マシナリー・アンド・エレクトリック・インポート・アンド・エクスポート」の2企業と
チェン・チンチャン氏(いずれも音読)。
制裁で、これら企業とチェン氏は、米政府とのビジネスを禁止されるほか、
米国の対外援助事業などへの参加もできなくなる。制裁期間は2年。
輸出品の内容は明らかにされていないが、軍民両用の製品や技術とみられる。
中国はこれまで、パキスタンへのミサイル技術輸出などを理由に発動された米国の対中制裁を
根拠がないと批判しており、今回の制裁にも反発は必至とみられる。
来月下旬に予定されるブッシュ大統領の訪中を前に、外交問題に浮上する可能性もある。
制裁は、イランへの大量破壊兵器関連技術などの輸出を規制する法律に基づいて発動された。
http://www.sankei.co.jp/html/0125side072.html