佐川急便株、元会長所有の5万株右翼に譲渡
佐川急便(京都市、栗和田栄一社長)の創業者の佐川清元会長(79)
が所有していた同社株の約5万株すべてが、西日本に本部を置く右翼団
体幹部に譲渡されていたことが17日、明らかになった。この株式は同社
株全株の約1割に当たる。同社の株式は、株主変更に取締役会の承認
が必要な譲渡制限が付いているが、元会長から届け出はないという。同
社は「株主個人の問題だが、正式な手続きを踏まなければ譲渡は無効」
としている。
関係者によると、右翼団体幹部へ株券が渡っていたことが確認された
のは1999年7月。幹部が京都市南区の佐川急便本社を訪れ、同社株を
示した上で、「自分が株主になった」として配当金を要求したという。応対
した担当者が株券を調べたところ、佐川元会長に対して発行されたもの
だった。しかし、非上場で株式を公開していない同社は、定款で株式の
譲渡に関しては取締役会の承認が必要と規定。元会長から譲渡の届け
出がなかったことから、担当者は幹部を株主とは認めず、配当金の支払
いを拒否したという。
ソース:
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20020118CCCI135717.htmlリクエスト:
http://news.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1011353975/100