禁煙薬服用後に57人死亡 因果関係は不明と英当局
英国医薬品監督局は十七日、英国の製薬大手グラクソ・スミスクライン
の禁煙補助薬「ザイバン」の服用後に五十七人が英国内で死亡したとの
報告があったが、服用と死亡との因果関係は証明されていない、との見
解を発表した。
ロイター通信によると、同監督局報道官は「この薬を引き続き監視して
いくというのが現在の立場」と述べた。同社は「服用で死亡の危険性が増
すと考える理由は今のところない。この薬は喫煙で死亡の危険性が高ま
った患者に使われている。喫煙に関連して毎日三百二十人も死んでいる
」とし、安全性を強調した。
ザイバンはニコチンを含まない錠剤型の禁煙補助薬。てんかん、多食
症、神経性食欲不振の病歴を持つ人などは服用すべきでないとされて
いるという。英国では既に推定五十万人が服用。同監督局によると、十
日までに副作用の疑いのある事例が英国で六千九百七十五件報告され
ている。
同社日本法人によると、ザイバンはフィンランドを除く欧州連合(EU)加
盟国や米国でも販売されている。日本では発売されていない。
ソース:
http://www.sankei.co.jp/html/0118side069.htmlリクエスト:
http://news.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1010208880/919