池袋通り魔事件、造田博被告に死刑判決
http://www.yomiuri.co.jp/top/20020118it02.htm東京・池袋で1999年9月、買い物客ら10人が襲われ、主婦2人が殺害
された通り魔事件で、殺人、殺人未遂罪などに問われた無職造田博被
告(26)の判決公判が18日、東京地裁で開かれた。大野市太郎裁判長
は、最大の争点だった事件当時の精神状態について完全な刑事責任能
力を認め、検察側の求刑通り死刑を言い渡した。
造田被告は公判で起訴事実を認めており、弁護側は「精神分裂病による
妄想に支配され、物事の是非や善悪を判断する能力が全くないか不十分
だった」として、責任能力のない「心神喪失」か限定的な責任能力しかない
「心神耗弱」を主張していた。