【狂牛病】「まだまだ出る」武部農相1205

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▽武部農相発言:「揚げ足取られぬよう気を付ける」と自戒 (毎日新聞)
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20011228k0000e010028000c.html

 狂牛病(牛海綿状脳症)問題で武部勤農相は28日、閣議後の記者会見で、北海道中標津町
で26日に「感染源・感染ルート(の解明)はそんなに大きな問題なのか」などと発言、農家などの
反発を生んでいる点に関連し、真意が伝わらずに誤解されたと語り、「揚げ足を取られることの
ないよう、言葉遣いに気をつけたい」と述べた。
 農相は、「肉骨粉を牛に与えないよう求めた1996年の行政指導が農家にまで伝わらなかった
ことで農家にも責任はあるのか」との質問に、「私はみんなの責任だと思う。何もかも国に求める
のでなく、それぞれが自立し情報も集める自立自尊の農家にならなければならない。
 もちろん政府の認識の希薄さはあった。きちんと体制ができていたら、(1頭目)の牛は肉骨粉
製造工程に回らなかった。しかし農業団体も自治体も生産者も、『絶対ということはない』との意識で
自立し連帯することが大事だ」と話した。
 農相は苦笑いしながら「私が話をすると、なぜか当たり前のことを言っても当たり前に受け取って
もらえない。残念です。しかし思っていることを正直に伝えることから私の仕事は始まる」と強調し、
「私は酪農家の心情を一番理解できる政治家だ」と自負した。
 会見の冒頭で、農相は「最後の会見です」と話し始めた直後、「いや、今年最後の会見という意味
です」といい直し、記者団の笑いを誘った。 [毎日新聞12月28日] ( 2001-12-28-11:39 )