民主党執行部は3日、自衛隊派遣の国会承認案件採決で
横路孝弘副代表らが党の方針に従わなかった問題で、
横路氏の解任を含む処分案を見直す方針を固めた。
一定期間の役職停止にとどめる案も浮上している。
横路氏の解任を強行すれば、
旧社会党系議員らの反発で党内の混乱は避けられないとの懸念があるためだ。
羽田孜特別代表は3日の記者会見で、「けじめをつけることは必要だが、
今は党が結束することが大事だ」と述べた。
これは、解任を主張する保守系若手議員とは一線を画し、
党内融和を重視する考えを示したものだ。
鳩山氏自身も11月30日夕、ひそかに横路氏に会い、
執行部を批判した横路氏の真意を確認。
横路氏も3日までに「党の方針に従わなかったことで処分が下されるのは当然だ」と別の幹部に伝え、
執行部の決定には従う姿勢を示した。
ただ、保守系議員らは横路氏らに厳正な処分を下すよう執行部に改めて申し入れることを検討している。
http://www.yomiuri.co.jp/01/20011203ia23.htm