一部が燃え尽きずに地上に落ちる恐れがあった地球資源衛星「ふよう1号」は
3日午後10時28分ごろ南極沖の南大西洋上空で大気圏に突入した。
宇宙事業団が4日未明発表した。
当初は、3日午後4時20分ごろにベンガル湾上空で突入すると見られていたが、
予測計算に利用している米航空宇宙局(NASA)の軌道データが大幅に修正され、ずれ込んだ。
ふよう1号は1992年に打ち上げられた。
97年の東京湾での油流出の様子を撮影するなど、
地球環境の保全に役立つさまざまな画像を撮影し、98年に運用を終了した。
チタン合金の重さ7キロのタンク2個が燃え尽きずに地上まで落下する恐れがあった。
http://www.yomiuri.co.jp/04/20011203i513.htm