「Windows Media Player」v6.4/7/7.1とWindows XP用のv8が対象
マイクロソフト(株)は3日、“Windows Media Playerの.ASFファイル処理に、 未チェックのバッファが含まれる”という問題の修正プログラムを公開した。 今回公開された修正プログラムは「Windows Media Player」v6.4/7/7.1が対象で、 現在同社Webサイトから無償でダウンロードできる。 Windows XPに同梱されている「Windows Media Player for Windows XP」v8も 同問題の影響を受けるが、Windows Update機能の「Windows XPアップデート パッケージ - 2001年10月25日」で修正される。
今回の問題は、「Windows Media Player」がサポートしているストリーム形式 のASFファイルを処理する際にバッファオーバーランが発生する可能性があると いう問題。主にv6.4が攻撃の対象となり、ローカルにダウンロードした ASFファイルを開いたときに限り「Windows Media Player」が異常終了したり、 悪意あるコードが実行される危険性があるという。
なお、今回公開された修正プログラムは今回の問題以外にも、 これまで「Windows Media Player」v6.4上で発見されたすべてのセキュリティ問題 を修正するとのこと。同社では、v7/7.1や「Windows Media Player for Windows XP」v8に ついても、「Windows Media Player」v6.4と共通のコンポーネントを利用している機能が あるため、今回の修正プログラムをインストールするよう推奨している。