自民党の野中広務元幹事長は2日、フジテレビの報道番組で、
小泉純一郎首相が与党の事前審査制度など
政策決定システム改革の検討を指示していることについて
「議院内閣制であり、与党の合意を取るのが素直な在り方だ。
そうでないと首相公選制や大統領制などの議論にいきかねない」と述べ、
慎重に対応すべきだとの考え方を示した。
小泉内閣については「支えていくのが当然。
困難な時に内閣を変えるのは良くない」としながらも
「続くように経済政策も含めやってほしい。
改革すればこうなるということを示し合意をとる努力も必要だ」と指摘。
田中真紀子外相については「少しずつ改善される。外務省(の官僚)も悪く、
徹底して直して一緒に失点回復の努力をしてほしい」と述べた。〔共同〕
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20011202CIII038202.html