世界基督教統一神霊協会(統一教会)の「霊感商法」や献金などで多額の出費を強いられたとして、
元信者10人が統一教会に約2億6000万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は30日、
「価値の乏しい商品に異常に高額の金を出させた違法な行為だ」と認め、
統一教会に約1億6000万円の支払いを命じた。
一部の献金については「(原告が)信仰心から自発的にしたもので、
統一教会の教義や宗教活動そのものが違法とはいえない」と判断した。
判決は、統一教会が原告に多宝塔や印鑑、弥勒(みろく)像などを購入させたり、
「死んだご主人が苦しんでいる」といって献金を求めたりしたことについて
「家系図を用いながら祖先の因縁を持ち出し、不安感を植えつけた」と指摘した。
http://www.asahi.com/national/update/1130/034.html