池田小事件の裁判で大阪地裁「遺影持ち込み許可」

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1まさとφ ★
来月27日に初公判が開かれる
大阪教育大付属池田小学校の乱入殺傷事件の裁判で、
大阪地裁(川合昌幸裁判長)が、亡くなった児童8人の遺影を
法廷内に持ち込むことを認める方針であることが28日、分かった。
犯罪被害者保護法が施行された昨年から刑事裁判で
遺影の持ち込みが許可されるケースが増えているが、
多数の犠牲者が出た今回の事件で、
遺影の持ち込みが認められるかが注目されていた。

また、同地裁は、遺族や負傷した児童の保護者用に、
廷内に32の傍聴席を確保することも決定した。
遺影の取り扱いについては、
「傍聴席でひざの上に置くような社会通念上、許される範囲で」(同地裁)としている。

宅間守被告(38)の起訴後、同地裁は、検察官、弁護人を交えて
公判の進め方を話し合う「三者協議」を数回開いており、
その場で検察側が遺影の持ち込みなど被害者側の要望を伝えていた。

昨年5月の犯罪被害者保護法成立まで、遺影持ち込みは
「被告に心理的圧力を与える」などとして、ほとんど認められなかった。

事件で亡くなった同小2年女児の父親は
「娘の遺影と一緒に裁判を傍聴したい。きちっと裁判を見せてやりたい」と話している。

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20011129k0000m040158000c.html