ドコモ「iモーション」対応の新端末に不具合
NTTドコモは26日、第3世代(次世代)携帯電話FOMA(フォーマ)の新端末「N2002」(NEC製)に
メールや発着信履歴などのデータが消える故障が見つかり、販売を30日まで一時停止したと発表した。
故障はインターネット接続で大容量の特定サイトを閲覧すると発生する。
端末内蔵のソフトウエアの不具合が原因とドコモはみている。
N2002はニュース映像など動画を閲覧できる「iモーション」に対応した端末で19日から首都圏で
売り出したばかり。販売済みの約1500台は無償交換するとしている。
ドコモは12月1日からの大阪、京都、神戸の関西3都市、名古屋市とその周辺での販売開始は
予定どおり実施する計画。(21:40)
http://www.asahi.com/business/update/1126/020.html ■ドコモが「N2002」端末1500台回収、FOMAでは初
NTTドコモは26日、第3世代携帯電話「FOMA(フォーマ)」のスタンダードタイプ端末
「N2002(NEC製)」でソフトウエアのバグが発見されたため、これまで販売した1500台を
回収すると発表した。販売も同日から月末まで停止し、12月1日から再開する。
FOMAの回収と販売停止は、10月1日のサービス開始以来初めて。
「N2002」のトラブルは、同端末から一部の企業サイト(3つ)に接続した場合、
フリーズしてiモードメールやiアプリのデータ、各種設定のデータ、発着信履歴のデータが
削除されることが確認された。
大容量データを分割して受信するチャンク形式のサイトで、1回の受信容量が32KB以上で
分割されるケースで発生したという。
このトラブルは、NECが発売後に行う検証で、各サイトにアクセスしていた25日午後に判明した。
しかし、あらかじめ受信時の端末ソフトをこうした受信方法に対応させておけば、
問題にならなかった事象で、ドコモは「ドコモとNEC両社のチェック不備だった」とミスを認めている。
「N2002」は動画や音声をダウンロードできる「iモーションサービス」対応端末で
19日に発売され、25日までに約1500台を販売。市場に出ていない在庫が数万台あるという。
ドコモでは、利用者に対しダイレクトメールで連絡すると同時に、ホームページで告知。
12月1日から各支店やドコモショップの故障窓口で無償交換し、お詫びに500円程度の金券を送る予定。
ドコモ端末の回収は、今年5月の「SO503i」以来になる。
http://www.mainichi.co.jp/digital/mobile/today/1.html