Yomiuri On-Lineより
「移植ネットが財政難深刻、広報誌休刊など改革案」
脳死臓器移植の際に臓器を仲介する社団法人「日本臓器移植ネットワーク」(本部・東京)
が、深刻な財政難に陥っていることが19日わかった。
今年度収支で赤字見通しのうえ、2002年度は繰越金に手をつけないと運営不能が懸念
される状況だ。常勤理事の廃止や広報誌の休刊など大幅な改革案をまとめ、20日に都
内で開く臨時理事会に提案する。
同ネットは国内唯一の臓器仲介機関で、本来の活動への影響を懸念する声も上がっている。
http://www.yomiuri.co.jp/04/20011120i501.htm ------
上記記事によると、斡旋業務は続けるつもりということだが、
改革の成否によっては、移植医療のあり方にも深刻な影響
を与えかねない大きな問題のように思われる。
続報 共同通信から
常勤理事を無報酬に 臓器あっせん経費請求へ 移植ネット (2/8)
共同通信ニュース速報
「トンネル寄付」問題などで厚生労働省から二回にわたり改善勧
告を受けた社団法人「日本臓器移植ネットワーク」(東京)が、小
紫芳夫会長のおいで広報担当の森達郎常勤理事を無報酬の非常勤理
事にするほか、移植実施施設に臓器の「あっせん経費」を請求する
などの「財政構造改革案」をまとめたことが十九日、関係者の話で
分かった。
製薬会社から学会などへの寄付を仲介し手数料を取っていたトン
ネル寄付をめぐり厚労省に、公益法人としての寄付受け入れを自粛
するよう勧告され、国庫補助金も来年度から削減されるのを受けて
、支出削減と収入増を図るのが狙い。
二十日の理事会に諮られるが、理事や患者団体の間からは「一連
の不祥事の経営責任を明確にしておらず、一方的だ」などと反発が
出ている。
改革案によると、小紫会長のめい夫妻経営のデザイン会社に内部
手続きをせずに業務を委託したとして、厚労省による勧告の対象に
なった機関誌「トランスプラント」を休刊。契約書を交わさず知人
に編集長を任せた森常勤理事を無報酬の非常勤理事にする。
さらに専務理事が報酬の15%を返上するほか、職員の昇給を見
合わせる。
また一臓器当たり二十万円の「あっせん経費」を移植実施施設に
請求する一方、臓器提供病院への交付金(最高百万円)を廃止する
としている。
交付金廃止について提供病院側は「臓器提供をバックアップする
気はないと宣言したようなもので、提供しなくてもいいと言うに等
しい」(都内の大学病院)と批判している。
(了)
[2001-11-20-08:01]
前回の移植では心臓移植に高度先進医療が適用されたね。これ
は移植希望者には朗報。
でも肝心の移植ネットがちゃんと機能しないとこまる。ただでさえ
移植再開初期にはレシピエントの選択で変な噂もあった。
>>5の件も、移植ネットの理事長か誰かがTVに出てたけど、全然
悪いとも何とも、問題意識を持って無かった。ほんと、どうすんの
って感じ。
小児移植なども、まだまだ要ヲチです。